2015年

2月

18日

開催報告『第1回右京里山子育て会議』(2015/2/1)


2015年2月1日、右京区御室のギャラリー&スペース「ゆるり」にて「第1回 右京里山子育て会議」を開催いたしました。この日は朝から大雪で、交通事情など心配されましたが、お昼前には晴れ間も広がり、予定どおり開催することができました。雪の中をお母さんと一緒に来てくれたこどもたちも、絵本を読んだりおもちゃで遊んだり、最後まで楽しく付き合ってくれました。


1.はじめに:鈴木勇子さんからあいさつと発言


  • 子育て=どういうふうに生きるか。直結して考えること。
    先日、京北で嘱託で保育士をしている方から話を聞いた。
    自然に恵まれ、子育てしやすい京北。でも働く環境としては厳しい面も。
    嘱託の保育士の雇用形態。低賃金、保障がない。
    安心して子育てできる=お父さんお母さんの安定が必要。
    保育現場で働いている人たちの労働環境を向上させる必要がある。
  • 京都市の議員報酬は1400万円で全国2位。
    市長の退職金は続投でも支給される。
    議員を減らすより、報酬額を見直すべきと思う。
  • 「政治のことはよくわからない」という声を聞く。
    でも わかる部分から、関わろう!



2.日頃の思い・意見交換


  • 他府県の出身。そこでは保育園4つのうち3つを民間委託に。
    保育環境は悪くなっている。

  • 環境問題に関心。環境教育に関わる仕事がしたい。
  • 震災後、東京から京都に移住。福島以外からの避難者の暮らしの支援、就労支援に関心がある。
  • 他府県出身。そこでは中学校まで給食があたりまえだったけれど京都は。
    幼稚園・保育園も公立が普通だった。(京都市は私学が多い)
  • 子育てというと保育園のことが言われるが、そもそも保育園に入園させるのではなく、地域でみんなで子育てするのが普通では。
  • 原発事故以後、安心してご飯を食べることが難しい。食が産業化されている。
  • 生まれも育ちも京都。年代によって感覚が違うなあと感じる。おせっかいやきなので、近所の子にも注意する。先日、若い子の自転車の乗り方を注意したら「うるさい」と言われた。それ以来、声かけるのが怖い。むかしと温度差を感じる。見守り隊は年配の人が多い。みなこどもとの付き合いに悩んでいる。
    →地域委員会と交流会をもつようにしている。
  • こどもは地域になじめる。お母さんのほうがなじみにくいのでは。
    まずは「あいさつ」「声かけ」から。じわじわ親しくなる。
    こどもを連れているとしゃべりやすい。つながるきっかけになる。
  • こどもが中学3年。反抗期。今は高校受験のことが心配。
  • 右京区在住。こどもと集まれる場、自己表現の場をこの地域に作りたい。
    右京区で子育て・・・公園が少ない。遊ばせにくい。地域にもともと住んでいる人と「よそもの」との付き合い方が難しく感じる。
  • こどもが安心して和気あいあい遊んでるのを見るのが好き。一番好きな風景。
    そしてそれを見て喜ぶ大人がいる風景。そんな風景が見られる地域に。
  • もともと地域でやっていたことが行政サービスに。線引きが難しい。
  • 公立の小中学校を「自分が毎日通いたい学校」にしたい。
    校舎内の破損箇所、机、椅子。お金はかかるけど、もっとかけるべき。
  • 東京から移住。安心して遊ばせる場所を奪われてしまった。
    防災の要=地域の日頃のコミュニケーション
    生活に密着している母親たちが、政治に口を出していかなければ。
  • 生活のプロが政治のプロ! 政策提案をするくらいになっていけたらいい。
    考えると難しくてイヤになってしまうけれど、少しずつほぐしながら。
  • 震災後、福島から京都へ。北区在住。近くの学校が廃校になり、他地区へ通わせている。通学は日々の切実な問題。

3.勇子さんから話題提供 〜「ベーシックインカム」について話そう


先日、ベーシックインカムの勉強会に参加した勇子さんから情報提供として、次のようなことが紹介されました。

  • すでに実行されようとしているスイスとブラジルの例:
    ブラジル:貧富の差が大きい=格差是正のために
    スイス:どちらかいうとお金持ちが多く、自分が生きるために働くより、
    自己実現、社会活動をするために導入。
  • 1970年代後半カナダの町でBI(ベーシックインカム)実験を行った:
    ・働く人が減った事実はなかった
    ・働く時間が減った:学生、小さい子のいる親にとってメリット
    ・働かなくてよくなり、勉学に打ちこめた学生も。 


「現実的な話を考えたら煮詰まってしまうので、もしも『完全なBI』が実現されたらどういうことが起こるか、夢を語ろう・考えよう! 」ということで、さまざまな意見が出されました。

  • 子育てに時間がとれる。
  • お金が増えると孤独になるのではという意見があるけれど、どうなんだろうか。
  • ライフワーク と ライスワーク ライフワークの充実。
  • 伝統工芸・ものづくりも残せるのでは。
  • 懸念事項として:働かない人が出るのでは?貯金する人ができるのでは?
  • うつが減る → 医療費削減
  • 生命保険が不要になる
  • 田舎に引っ越しやすくなる
    → 人口が増えたら学校がなかった地域にも学校が出来るのでは!
  • フィンランド 塾がない  地域で教育格差がない
    スウェーデンでは外国人でも学費がタダ。
  • 日本では、学生は奨学金という借金を背負う。卒業したら働かないといけない。過酷。これは今の政権にとって都合がいい状態と言える。
  • 大学へは必要な人だけが行くようになるのでは。
  • こどもの反応は?
    絶対に生きていけるとおもったら、親が素直に応援できるのでは
    こどもに楽に接することができるのでは
  • 生きる権利がしっかり保障される。
  • お金にならないけど大事な仕事ができる。
  • 「恐怖」からの発想から逃れられる。
    そこがなくなれば 自分らしさが出てくるのでは。
  • いろいろな人が生きていける余地。
  • (BIの前に)やりかたによって、そんなにお金の要らない生活もできる。
    ギフト経済というやり方もある。


5.「右京里山子育て会議」今後について

「里山とまちをつなげる」をテーマに継続して集まりたい。

 

以上です。ご参加くださった皆様まことにありがとうございました。

 


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